Sat, 12/23/2006|院ディ 統合失調症
musicman storeで全曲試聴出来ます♪
私は病院に通院し始めて暫くは軽いうつ病と思っていました。医者に何の病気か聞きました。病名は統合失調症でした。一体何ぞや?帰ってネットで調べてみたところ、数年前まで分裂病と言われていた病気だということが判明しました。なんと私は10年来連れ添ったNAGANOと同じ病気に罹っていたのです。愕然としました。NAGANOが死んでから半年後、私が彼と同じ病気に罹ってるなんて思ってもみなかったんです。NAGANOの死後2週間くらいは夜寝ようと布団に入る度「こっちおいで~や~、遊ぼうや~遊ぼうや~」と私の腕を何回も引っぱってきました。私は全くといっていいほど霊感はありませんが、この時は凄く感じました。それから半年後私は身体の怠さを訴えたのです。
病気の真っ最中(ピーク時)
今まで音楽が嫌いになることは20代の頃から幾度となくありました。ようは挫折と云うヤツです。それらは大抵10日もすれば元通りになっている。それどころか挫折する以前より強くなって返って同じ場所に帰って来ている。僕にとって挫折とは“次に約束する強さ”みたいなもの。でもうつは違った。全てに興味を失くすんだよね。食べること、寝ること、全て素っ気無い。味気ない。あんだけ大好きだった音楽。時には大嫌いになったりイライラしたり共に時間を共有してきた音楽にさえ全く興味すら感じなくなった。30年間生きてきた人生の中で、これほど辛いものはなかった。興味を失くすことそれはつまり死を意味する。生きてるのが辛い。死にたいと日増しにネガティヴになって行く。自傷行為には結びつかなかったけど、生きてることに罪悪感を感じてたし少しでも家の軋む音がすると明日までに地震が来てこの国は破滅するとか、隕石が落ちてきて世界の終わりが来ると凄い被害妄想に最悩まされた。次第に幻聴が聞こえ幻覚を見ること3時間、同じ音と映像が1秒単位で何百回もループされる。気が狂いそうになるってかもう既に狂ってる状態。後日主治医に事情を話すと「麻薬か何かやってた?」だってw「やってません!やったことないです!」と躊躇いながらも即答したけど、そんなこと聞くかフツー。「麻薬をやってる人と同じ症状」やと言われたやんけ!ほんまにもー。
しかし私の心裏はビビっていた。NAGANOが分裂病になったのはまさにシャブ中から起こったものだ。あの当時はよくNAGANOに叱咤した。流石に俺の前でシャブったことはなかったけど。副作用で死んだNAGANOの先をどうしても見てしまう。
音楽的劇的憂鬱
もっとも音楽で私を苦しめたのはサザエさんのうたである。それと冬だったので、雪やこんこんのうたが外から流れていて、あのうたを耳にする度死にたくなった。
俺の作ったどんな曲よりもあの毎週日曜夕方に流れてくるサザエさんやゆきやこんこんより有名になれないのか?最悪や、どうしよう。死のうかな?死ぬしかないな。でも椎名林檎でもそれは不可能なんだ。諦めよう。もっと楽に考えよう。サザエさんに縛られることはない。
今は普通にサザエさん聴いてもうつにならない。こないだiTunesでサザエさんとサザエさん一家の2曲ダウンロードしたくらいだ。基本は好きなアニメソングです。筒美京平ファンですからw
なんで名前の変更があったのだろう?
精神分裂病→統合失調症
やっぱイメージの問題だろうな。
分裂病って聞いただけでゾッとするもんなぁ~。
でも統合失調症なら「なにそれ?」って感じやもんね。
この病気って世界的に有名な著名人が多いのよね。
発明家の殆どが罹ってるって言う人もいるし、統合失調症の人が居なければ文明の発展はなかったと考える人も居るくらいだ。
話は変わるが、発明家って常識じゃ考えられない無理ってことを敢えて挑むんだよね。
何度も何度も失敗を繰り返しながら、空を飛んだり、宇宙に行ったり、箱の中に人が写るものまで、なんて非常識な人達だろうか。
誹謗中傷を受けながら、傍に笑われ馬鹿にされながらも人に夢と希望を与え続けた人を私は心から尊重する。

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