Fri, 12/22/2006|院ディ うつ病
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2003年の厚生労働省の疫学調査で約15人に1人がうつ病を経験するとデータが出ました。
今でこそ有名な存在になっているうつ病ですが、昔から充分に潜んでいたと思います。精神病自体昔から、芸術家に多いと言われています。
芸能有名人の自殺とか、本人も精神病とは気づくこともなかったかも知れません。心に住んでいる悪魔とかそういう例えでしか言い表せなかったと思います。
うつ病の人が健康な人に「うつってどんな病気?」とか聞かれてよく「心の病です」と言う人がいるそうな。健康な人からみればそれは単に「怠けてるだけちゃうん?」とか「外に出ーへんからやん」とか「気の持ちようやろ」などと言われても仕方のないような気がするようなことを言ってるいるような気がする。なんやこの文章w実際“心の病気”と説明する人の中には“自分自身の心が弱いから”と解釈している人も多い。そういう人が薬を処方されても単なる気休めで貰っているものだからと考えている為、薬を飲んだり飲まなかったりを繰り返し、結局いつまで経っても改善されないまま自分は弱い人間だと思い続けている傾向があるように伺える。実際うつの人は自分で自分を葛藤しながら生きてる人が大半だ。単なる怠け病なのか?それとも甘えなのか?と自問自答し続けている。
心の病?
うつ病ってホントに“心の病”なのか?とふと疑問に感じた。ネットで『心の病』で検索するとわんさか出てくる出てくる、うつ、鬱、欝、蔚?と“心”って一体何ぞや?そもそも心とは観念上のものであって、科学で説明困難な、又医学的にみてそんな病気は存在しない。じゃうつって何で起こるんや?
どうやらストレスを過度に与え続けると、脳内の神経伝達物質が減少するらしい。うつ病は脳内神経伝達物質のセロトニンやノルアドレナリンの量が極端に減少し起こると言われている。そいつらが減少すると情報伝達がスムーズに行き届かなくなり、いくら身体が健康でも伝達ミスにより間違えた情報が伝達される。伝達組織の神経と神経の間にあるシナプス間隙が欠落してしまうと、ちゃんとした情報が行き届かないということになり…。これって明らかに“脳の病気”だよね?これで“心の病気”と言えるんだろうか?
伝達ミスにより、様々な現象が起こり得るが、私の場合、それまでめっちゃ喋りやったのに、全然人と喋れなくなった。「大人しいね」と言われると『ホントは違うのに』と多少傷ついたものです。自信があったものまで全て喪失してそれは次第にコンプレックスと化していったのです。この時友達に会ったり、連絡取ることを避けていた時期です。あとは睡眠障害とかやる気が出ないといった感じです。
要は脳内の神経伝達物質の減少による病気なのですから“気のせい”とか“気の持ちよう”とかでは決してありません。お腹が一杯で苦しいのに「何かの気のせいだ、気の持ちようなんだ」と思い、食べ続けますか?無理をすると自殺願望が出て死にたくなります。私もそういう時期がありました。
脳内の神経伝達物質の減少による病気なので私は“心の病”とは断じて思っていませんし、寧ろ、脳と云う臓器の病気だと考えています。日本は一々曖昧な言葉を飾り付けて美化しようとする傾向があるように思えます。目の前にある真実から逃げて何を得るんでしょうか?まー病気を説明するのに一番手っ取り早かったのかも知れません。だが、今の時代に向いてる説明方だと到底思えませんね。
人は誰しも一日のうちしんどかったり、疲労を感じたり、雨降ってると憂鬱な気持ちになります。世間情報では、うつ状態が二週間続くとうつ病と疑って心療内科や精神科に行くことを勧めています。うつ病はそれの遥かに上のランクの何倍も苦しい状態がずーっと続く感じです。失恋で一週間以上も苦しんでいるその苦しみが一時ではなく段々酷くなっていきうつになるケース。又家庭環境の変動。離婚。就任。責任感など、様々な変動。
うつになると起きれないので一日中布団から出れないことも暫しあります。傍から見るとホント怠け者の象徴にしか見えないかも知れませんが、当人はえげつなく苦しんでます。私も身近にそういう人が居たらこれからは暖かく見守って行こうと思います。ただ今の私にその力があるかどうかは疑問です。
そして、“頑張れ”とか“甘えるな”と叱咤激励は絶対にしてはいけない。その一言で稀に自殺を招くことにもなり兼ねません。当人は一生懸命頑張ってるし、“死にたい”とか“消えたい”と思ったり自傷行為をするのは病気がそうさせているだけです。誰かに助けてほしいというSOS(サイン)なんです。本当は死にたいとかそんなこと思ったりしたりするような人ではないはずです。人間根は誰しも優しくて素直な筈なんです。なので本来よくニュースとかで聞く自殺の殆どが“鬱”の仕業かも知れません。
今現在私は健康の状態だからちゃんと言えることなんですが、やっぱしあれは気の持ちようとかなんかじゃなかった。今でもしんどく感じる時はあります。でもそれはうつ状態やうつ病の時のしんどさとは数段に違います。皆が普段感じてるような疲労感と同じ感覚です。
病気を起こして人生観が変わりました。人生ときには休むことも必要です。今までは焦ってばかりいましたが、今は違います。“楽しく、ゆっくりやろうや”です。
追伸
話は長くなりましたが、身内に限らず会社や学校でも
「今日ちょっと風邪引いててしんどいので休みます」
「あっそう、じゃ無理せず病院行ってゆっくり休みなさい」と同じように
「今日ちょっとうつでしんどいので休みます」
「あっそう、じゃ無理せず病院行ってゆっくり休みなさい」
というのが一日でも早く当たりまえになる社会になってほしいものです。
と何処かのサイトに書かれていた気がします。

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