Fri, 04/04/2008|思い出 明日に生きる
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まだ僕たちが若かった頃、ビートルズに夢中だった。丁度、親や大人、社会全体に不信感を抱き反抗していた時代であった。あの頃、みんなバカみたいに熱い夢を語りながら夜を明かしたものだ。
彼らもまた年を重ねるにつれ、今を生きられなくなり、明日という言葉で檻囲(かこい)を作ってしまう、謂わば大人へと変化を遂げていく。あの時の俺たちに明日と云う言葉はなかった。常に今日と云う今を生きていた。明日のことなんて考えもしなかった。明日早いからとかの保守的な言葉は、所謂仲間割れの合図(サイン)だと解釈された。そんな彼らも今では立派な大人になり、我が子の反抗期に直面し悩んでいるのである。
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